頂き物

□“唯一の…”
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「おっと。
うちの幸村に何の用だ?」



そこには幸村の肩をしっかりと抱き
絶対零度の微笑みを浮かべる甚八の姿が…



「甚っ?!」



驚きの余り幸村がその名を呼ぶと
甚八は幸村の前にひざまずいた。


「真田十勇士が一人、根津甚八ただ今戻りました。」


一瞬キョトンとした幸村だったが
目を閉じ再び目を開ける。


「うむ。任務ご苦労であった。」


そこには
“主と忍”の姿。

それは
二人の“けじめ”だった。


甚八は立ち上がり幸村の頭をポンと撫でた後…


ギロリと変態達を睨んだ。
もちろん幸村を己の背で変態×3から隠す事も忘れない。


「さぁて俺らが…
ってか俺が居ないのをいい事に
なぁにうちの幸村になに手ぇだしてんだ??」
人が任務から帰ってみりゃ〜
ずいぶん好き勝手やってくれんじゃねぇか…


…どうやって駆除してやろうか。



「Aa〜?!
“うちの幸村”?
コイツは俺のhoneyなんだよっ」


「人の恋路を邪魔する奴はってね?
アンタ…馬と俺にやられんのどっちがいい?」



「…貴様のせいで我の計画が…
幸村は我のモノ。
大人しく渡すならよし…渡さぬなら…」


ふぅ〜ん。
ずいぶんと命知らずだなぁ…
やろうってなら容赦しねぇ…


「アンタら…俺を本気で怒らせたいらしいな?」


笑ってるのに笑ってない。
笑ってるのに怖い。
まさに絶対零度。


「「「っ!!」」」

これには流石の変態×3もフリーズするしかない。

まさに
幸村に手を出した愚かな変態を駆除しようとした…



その時。





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