女体化
□恋人はホスト〜裸エプロン編〜
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「金時、お腹減ってない?」
「ん〜、ちょっと減ったかも」
「んじゃ、何か作るな」
お腹を押さえて金時が言うと、トシはキッチンに行ってしまった。
ホントは食事よりも、トシを抱き締めていたかった金時である。
だが、一緒に食事が出来ると喜んでいるトシを、止めることは出来なかった。
カグラを見送った後、深夜までやっているスーパーで、二人は食材を購入していた。
金時が休みの時は、目一杯家で寛ぐので、一緒に買い出しをしたのはこれが初めてだった。
あれが食べたい、今度これ作ってなどと他愛ない会話が楽しくて、つい長居してしまった。
「ご馳走様でした」
「お粗末様でした」
同時に手を合わせて、軽くお辞儀をする。
金時は食べ終わった食器をシンクに運んでお手伝い。
「ありがと、金時」
「いいえ〜。…よいしょ」
「うわ!?」
エプロンを着けようとしていたトシのTシャツを、金時がいきなり脱がせてしまった。
「何すんだよ!?」
「はい、お次はこれ〜」
「わぷっ」
嬉々としてエプロンを着せられ、穿いていたパンツも下着ごと脱がされた。
「金時!?」
「トシ〜、こっち向いて♪」
パシャッ
「な、に…?」
急に焚かれたフラッシュに、トシは目をしばたたかせる。
「…ッその顔、かんわいぃ〜v」
何が起こったか分からないといった感じの、呆けた表情を携帯に納めた金時は妙なしなを作る。
「金時、気持ち悪い」
「ぐはっ…!」
一刀両断されて、金時は胸を押さえる。
「つーか、何だよこの恰好は!?」
Tシャツを脱がされたついでにブラも外され、パンツも下着も脱がされた身体の上にはエプロン一枚。
そう、裸エプロンである。
「ん?男のロマン?」
「そんなモン知るかァァァッ!!服返せよッ!!」
「やだ」
携帯を懐にしまい込み、トシの服を金時は蹴りやった。
「ちょ、金…っ」
服を取り戻そうとした魅力的な身体は、金時に抱き止められる。
「だぁめ。今はこのまま…」
暴れるトシをくるりと反転させシンクに押し付けると、金時は露わになったうなじに口吻けた。
「ん…っ」
ひくっとトシの喉が反る。
侵入し放題のエプロン脇から、金時は胸へと手を差し入れる。
「あぁっ!や、金…だめ、ああ、んっ…」