長編置き場@

□偽 B
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柳生に連れられ歩くこと数分。

住宅街に入り、急に柳生が俺の手を引くのをやめたかと思うと、門をくぐっていきよった。


「どうぞ、上がって下さい」


ドアを開き、手招きしよる。
途中から見覚えのある通りだとは思うとったが…
まさか、柳生の家とはのう…


「あぁ、今日は両親ともに帰りが遅くなるとのことなので、遠慮しなくて良いですよ?」
「ん。」


返事だけするとテキトーに靴を脱ぎ上がらせてもらう。
母親の趣味じゃろうか…。玄関の左側に可愛らしい花が飾ってあるのが目に入った。


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