鋼
□雨の日に
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※猫乱入
朝起きたら外は雨が降っていて…
そして…部屋にはアルと猫がいた。
「ごめん…だって…」
「外は雨が降ってるし猫が寒そうに震えてたんだろ?」
「うん…だから兄さん」
アルの言いたいことはわかってたから最後まで聞かなかった。
「ここにいる間だけだぞ。明日ここを出る時はちゃんと元いたとこに戻しとけよな」
「えっ?やけにアッサリ…どうかしたの?」
「俺…何か疲れてるから今日は寝る」
そう言って俺は二度寝を決め込んだ。
「…いてぇ」
右腕の付け根が
左足の付け根が
こんな日は
寝ちまうに限る
*