ロマンスの神様

□親衛隊
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「はぁ…っはぁっ畜生何なんだあいつらは!!」



エドは現在校内を全力疾走していた。



理由は。




「「「待ってよエドた〜んvv」」」



怪しげな男たちに追い回されているためだった。


「はぁ…はぁっうわぁ!?」



ボスン!!



「エドたん捕まえたなり〜vv」


後ろを振り返りながら走っていたエドは隙をつかれ、先に隠れて待ち伏せしていた男の腕の中に閉じ込められてしまう。

ぞわわわ〜…っ


瞬間鳥肌がたったエドは

「気安く俺に触るんじゃねぇええ!!」



バキッ



男にアッパーをくらわすとその屍を踏み越えてさらに逃亡した。










キーンコーンカーンコーン…


「は…っくそっ遅刻しちまったじゃねぇかっ!!」


エドは追われるままにだんだん人気のない体育館裏まで追い込まれていった。



「ヤバっ!!」




エドの目の前には壁しかなく、逃げ道もなかった。


「かかったねエドたん…いや、姫v」


振り返ると鼻息荒く、エドを取り囲むように男たちがじりじりと近づいてきていた。

「く…っお前ら…何で俺をそんなにしつこく追いかけるんだ?!」


それを聞いた男たちはニヤリと笑む。


「僕たちは同志を募って今日エドたんにイタズラしようって決めたんだよ…」
「はあぁ?」

男の言っている意味が解らずエドは素っ頓狂な声をあげる。

「今日こそ僕らの想いを受け入れてもらうよ…姫v」

男たちの身勝手な物言いについにエドがキレる。

「勝手に決めてんなっ!だいたい俺は姫じゃねぇって何回も言ってるだろ!!」


「大丈夫…僕たちが君を完璧な姫にしてあげる…」
「さぁ…怖がらないで…」

「大人しくしてくれればすぐに終わるから…」


そう言ってはぁはぁと息を荒くしながら迫ってくる男たちにエドは恐怖を覚える。




「ひ…っ!?」



いくら喧嘩が強いエドでもこの多人数相手ではどうにもならない。




エド、大ピンチ。




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