ロマ神SS
□最終回な話
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※4/1用小ネタ
「何だこりゃあ!?」
エドがアルの部屋のドアを開けるとそこにアルの部屋はなく、宇宙のような空間が広がっていた。
アルがあまりにも部屋を散らかしすぎたせいだろう。
すっかりアルの部屋は異次元ワールドと繋がってしまっていたのだ。
「どうなってんだ?!」
「僕の部屋が…」
「すごい!宇宙だ!憧れの宇宙だ!すごいよすごいよ!!」
呆然とするエドとアル。…しかしアルフォンスだけは目を輝かせて宇宙に魅入っていた。
「はっ!?という事は今夜は必然的に兄さんの部屋にお泊まりだね!」
「はぁ!?」
「宇宙!宇宙だ!僕写メ撮ろうっと!!」
再び漫才を始める兄弟。
狂ったように写メを撮りまくるアルフォンス。
「つかぶっちゃけ兄さんが今すぐ欲しい!」
「は…はぁっ?うわ!何脱がしてんだお前!?」
「宇宙!宇宙!」
「はぁはぁ…もう我慢できないんだよ…!」
「や、やだ!嫌だってバカやめーーーっ!!」
「あははは!宇宙最高だ!宇宙は最高なんだ!!」
アルフォンスが夢中で宇宙の写メを撮りまくる横で強引に半裸にされたエドが何とか野獣と化したアルから逃げようと後ずさりしていると、誤って片足を宇宙空間に突っ込んでしまった。
その瞬間。
「ぎゃあああ!?」
エドは宇宙空間に吸い込まれ消えてしまった。
「兄さん?!」
「わああ!?今宇宙に消えゆくエドワードさんらしき物が写りましたけど?!」
「バカ!消えゆく兄さんらしき物っていうか兄さんが消えちゃったんだよ!」
「えぇ!?ど、どうしようアル君?!」
「決まってるだろ!僕は兄さんを探しに行く!」
「ええ!?」
「僕信じてる!兄さんはきっとどこかで生きてるって!」
「えっ何!?いきなり何言ってんのアル君?!」
「ちっ、うっせぇな!…兄さん待っててねーーー!!」
アルはそう叫ぶとエドを取り戻す為、未知の空間に飛び込んで行った。
【完】
イエーイ☆エイプリルフール!
(≧▽≦)ノ♪