□Himmlische
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どれくらい時間が経っただろうか…



ルルーシュが再びスザクの前に立った時には空はさらに暗くなり、雨は身を切るように冷たく、さらに激しく降り注いでいた

そんな事に気付く事もなく、凍りついたようにスザクは同じ場所に立ち尽くしていた


ただ一つの言葉を、決意を口にする為だけに





ルルーシュが再びスザクの前に立つと、スザクはゆっくりと顔をあげた


そして、スザク自身が決意した事をゆっくりと口にしだした



「ルルーシュ…。俺は…いや…僕は……、もう……二度と…、二度と自分のために力を…自分の力を使ったりは…しない…
絶対に…しない。いや……、しては……いけない。二度と。
二度としてはいけないんだ…ルルーシュ……」



それがスザクが決めた道だった



「そう………。スザク…、わた……いや…俺は、ブリタニアを…あの男を…ブッ壊す
絶対に……。 ユルサナイ 」



それがルーシー 否、ルルーシュが決めた道だった






こうして、二人の道は決まった




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