ハロウィン

□勝己と過ごす。
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勝己の格好に少女は息をのんだ。


支配人から"ランプの魔人"と説明されていたけれど。


大きくふくれたバルーン状のズボンはアラジンに出てくるようなものだったけれど。


たしかに片手には魔法のランプを持っていたけれど。


少女の視線を奪ったのは上半身だった。


裸。


身につけているのは腕や手首に巻かれた数えきれないほどの金のバングルだけで。


鍛えぬかれた浅黒い肉体が、より野性的に見える。


「…魔人なんてハロウィンにあったか?」


怪訝そうに眉をひそめていた勝己だが、少女の姿を見つけると。


「Trick or treat」


ニヤリと微笑みながら聞いてきた。


少女があわてて飴を渡すと。


「サンキュ」


包みを開けて口に放りこんだ。
バリバリと歯でかみくだく。


そして。


「Trick or treat」


もう一度、言った。


え…、と少女が戸惑う。


けれど勝己の微笑みは変わらないままで。


いや。


ますます凄みを増したようで。


少女はまた飴を渡したが、


バリバリバリ


さきほどと同じように、すべて食べられてしまった。


そしてまた。


「Trick or treat」


言ってくる。


もう少女の手の中には飴はなかった。


困ったように少女が勝己を見上げると。


「…無いならいたずらしてもいいんだよな」


深く微笑む。


勝己は少女を自分の膝の上にすわらせると。


するり。


服の間から手をいれて、じかに少女の乳房をさわった。


「いいなこれ」


少女の格好は志波に合わせたもので、踊り子の衣装だった。


いくつもの金の粒で作られたビキニに、透ける羽衣のような生地が揺れている。


「エロい」


勝己がそう言って。


乳房をもみしだき。
乳首をつまむ。


少女が首をふりながらはずかしいと訴える。


「…大丈夫だ。誰も見ていない。ほら、見てみろ」


たしかに。


他のホストたちは自分の客だけに集中して、勝己たちを見る気配はない。


でも。


少女が泣きそうな瞳で見つめる。


勝己が瞳をほそめた。


「平気だ。だから…こんなことをしても誰もなにも言わない」


下着に指をすべらせた。


くちゅ。
くちゅ。


音がして。


「濡れてるぞ」


意地悪く、顔を近づけながら言う。


「…エロい女だな、お前は」


勝己は少女を席に座らせると、その前に立った。


そうすると大きな勝己の体で華奢な少女の全身がかくれてしまう。


「これでいいだろ」


言うと。


勝己は自分のペニスを出した。


完全に勃ちきっている、それ。


瞳を見開く少女の足を開くと、逃げる隙さえ与えずに―


ぬ、ぷり。


奥までうめこんだ。


店内セックス。


ぎしぎしと動いても、誰も二人を見ていなかった。


キスした勝己のくちびるが飴のせいでとても甘く。


しゃらり。
しゃらり。


二人の足についていた、無数のバングルだけが震えるように鳴っていた。



→fin←


支配人の益田です。
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