幻想(ユメ)愛想曲
□第二章 たくらみ
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「沙雪…失礼するよ?」
「これは…、帝…どういたいました?私の元にくるなどと…もしや…?」
御簾越しに話すのは帝と、その妻の、沙雪である。
沙雪はかつて友雅に助けられその御身から帝と知り合うことができたのだが…、その沙雪と帝にはあるたくらみがあり…その企みに誘われたのはもちろん――
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