幻想(マボロシ)狂想曲
□思い-tasogare-
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あのときの私は、このまま、消えたいと願ってしまいました。
・・それは・・・あなたが私の前から消えてしまったから・・・
「あー、アンジェ!」
ルヴァは自分の目の前を歩く少女に声をかけた。
「ルヴァ様、こんにちは!あっ、そういえば・・聞いて下さい!私・・女王になることを決意したんです!」
笑顔で挨拶してきた自分の天使はふいに決意を口にし、ルヴァは困惑した
「あー、アンジェ?どういうことですかー?」
困惑顔をするルヴァに対して、ルヴァが呼び止めた彼女は分かるように説明した。
あぁ、胸が痛い・・天使が消える…私だけの…