幻想(ユメ)愛想曲

□龍神の神子の現れ
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京に古くから伝わる伝承

龍神の神子

それは゛鬼″という存在から゛京″を守る少女のことである。

そして、今、その龍神の神子が召喚され数日たっていた

今いる龍神の神子は現代と呼ばれる世界から“京”へ召喚された。
その神子を守り共に戦い支えるために存在するのが八人の男性…、帝の命により、陰陽師に選ばれた八葉(はちやう)である。


その中の一人、左近衛府少将である橘 友雅(たちばの ともまさ)は
自分の主のもとに来ていた。


「帝?お呼びだと伺いましたが…」
「友雅か、すまぬ。そなたに話があってな。入ってくれ」

失礼いたします。そう言い部屋にあがれば、そこには真剣な眼差しで友雅を迎える帝の姿があった。
その眼差しに何かを感じ友雅も何も言わず中には入れば帝を見つめ、緊張したように言葉を紡ぐ

「話とは?」

「実は…な」

帝が話をしようとした瞬間


ずさぁぁ


突風に近い風が二人のいる部屋へと入り込み、誰もいなかったはずの庭に気配を感じさせた。
二人は同時に風が吹いた方に視線を向ける
 
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