☆CP小説Garden☆

□幼頃の約束
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『けんせぇ〜〜〜!』

『なんだ?ましろ。』

『あのね、ましろね、おっきくなったら けんせーの およめさんになる!!』

『ああ゛?』

『だから、けんせー ましろと けっこんしてね!』

『………きょうだいは けっこん できねぇよι』

『Σえ!?なんでぇ!?」

『なんで…って………し、しらねぇけど、だめなんだ!!』

『え〜〜〜!?そんなの やだ〜!!いいもん!ましろは けんせーと けっこんする〜〜〜!!』

『おれは いやだ!!(怒)」

『なにさ!けんせーの ばかぁ!!(泣)』

『だーッ!!そうやって すぐ なくんじゃねぇ!!ι』

『ひぃっく…だってぇ…っく…けんせーがぁ…ぐすっ…ひっく…』

『ッ…な、なくな(汗)!!……ッな、なかないで いられたら かんがえてやるッ!!(汗)』

『?』

『いちいち なかなけりゃ、かんがえてやるよ。』

『…っく……けんせー…』

『おら!なきやめ!んで、かえるぞ!』

『ひっく……うん!ましろ、もう なかな〜い!』

『そうしてくれ…』




















繋いだ手はとても小さく、頼りなく。

そんな約束守れる訳がねえと思っていたけれど。

それから12年。

白は本当に、小さなことで泣かなくなった。

変わりにいつも、笑っていた。

絶えず、笑っていた。

俺の、隣で。

あれから12年…。




















白…お前はあの約束を、覚えているか…―――?
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