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□第97章
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と言う訳でピッチャー陣は…


子川「えっと…早速投げて貰おっか」


大神「なあ子川。「早速」と言ったところ悪いがちょっといいか?」


大神が子川を呼ぶ。


子川「何だよ?」


大神「(投げ込みからやるならこの場合、新入生の捕手も呼んだ方が良いんじゃないか?)」

子川「(え…)」


大神が子川に耳打ちする。


大神「(中学一緒の奴が何人かいるのかもしれないけどさ、ほとんど初対面だと思うぞ。組む投手の球は見せた方が良いんじゃないか?)」

子川「(そっか…それもそうだな…)四帆ー!」


子川が四帆を呼ぶ。


四帆「なーにー?」


そして先程の話をして四帆に1年のキャッチャー達を呼びに行かせる。


子川「えっと…阿部くん(だっけ?)、砂月くん(だったかな?)、ちょっと待ってくれよ」


阿部「は、はい」


砂月「………」



この不慣れな感じのまま進んでいくわけだが…。



福田「何しに行ったんだ?四帆は。珍しく子川に呼ばれて…」


森盛「さあ…なんだろね?練習の事だとは思うけど…でも子川くんも四帆くんもなんか不思議な感じだね。副キャプテンだから仕方ないけど」


芽舘「(ウズウズ…ウズウズ…)」


福・森「(怖い…)」


芽舘が震えているのか何なのかよく分からないが、1年生でキャッチャー経験のある者が呼ばれたのであった。
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