COMPLETEW
□第94話
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佐賀「―――という訳で、次誰が行きますか?」
黒崎部長と笹垣が"バット勝負"で負けた為、次の勝負をどうするか相談し出すBT工業の社員達。
山田「それよりも誰がどれ行くか決めた方が良いと思うでやんす!」
三城「じゃあお前ら"爆弾ゲーム"な!」
山田、落田、瀞威を指差して言う三城。
山田「そんなの嫌でやんす!」
落田「そんなの無理でやんす!」
瀞威「(僕も巻き添え!?)」
先輩によるパワハラ( ̄ー ̄;)
与野乃木「無理して危なそうな奴から決めなくてもいいでしょう。どれも分かり辛いんですから」
中和史「(つーかこれ全種目やらなきゃいけねぇの?)」
水持「(こっちが勝つまでやらせて貰えるとか?)」
佐賀「それはそうかもしれませんが…じゃあ筋肉派な方に"縄登りレース"やって貰いましょうか。これはたぶんそのまんまでしょうから」
樹田「…筋肉派?」
何か副部長にしては変な言葉の使い方だったので、思わず樹田は繰り返した。
佐賀「要は力強い人達に行って貰おうかと」
樹田「とすると…」
…その言葉を聞いて、皆が見るのは先程敗れた黒崎と笹垣の2人。
佐賀「…( ¬_¬)…」
水持「あ…じゃあ行きます…」
瀞威「それじゃ僕も…」
そして先の2人には劣るが、今残っているメンバーの中では力がある2人が名乗り出る。
ネアン「ミズモチリョウさんとジョウイマサノリさんですね。分かりマシた」
そして…。
水持「(思ったよりはあるな…)」
瀞威「(体育館の上の所くらいかなーと思ってたけども…)」
ダラーンと垂れたロープを見て思う2人。縄登りレースはそのまま字の如く、縄を登っていくレースだ。
佐賀「(これは予想通りで良かったかな…。後は2人に任せるしか無いですかね)」
ネアン「それでは準備は宜しいでしょうか?」
水持「…大丈夫です」
瀞威「OKでーす」
「位置について…よーい…」
店員さんが旗を構えて3人の前に立っていた。
ドンッ!!