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□第97話
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湯林「とりあえず彼に現状報告でもしようか」
小原「彼って…甲土さん?BT工業の…」
湯林「うん」
宿の女性店員達はBT工業の社員達を心配しつつ、待機していた。
小原「でも…状況は変わってないし進展もあった訳じゃないから報告しなくても別に良いんじゃないの?」
夢泉「確かに…むしろ余計気になっちゃうかも」
湯林「でも誰か話相手になってあげようよ、ていうか『お茶出してきて』って言われちゃったのよ」
夢泉「えー!?」
「言われちゃった」って( ̄ー ̄;)
小原「ハイハイ、3人で行けばいいじゃないのよ」
夢泉「そうだよね、3人で行こう!!」
そして3人は348号室へとお茶とせんべいを持って向かう。
小原「甲土さーん」
コンコンとノックする小原柚奈。
小原「…返事がないわ。寝ているのかしら?」
夢泉「とりあえず入っちゃおうよ」
湯林「そうね、カギかかってないし」
そして3人がドアを開けて348号室へ入る。
小原「甲土さ…………あ!?」
湯林「いない!?」
夢泉「えぇー!?」
部屋は、元々いた黒崎と渡と三城と落田の分の荷物しか置いてなかった。
小原「もしかして…行っちゃった…?」