everyoneY

□第153章
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『7回表…Bチームの攻撃…
8番…キャッチャー…芽舘』



芽舘「行きます!!(゚∀゚)


西野「さ、叫ぶ必要全然無いよ?芽舘」


叫びながらバッターボックスに向かう芽舘にツッコミを入れる9番西野。



大神「(芽舘か……一発はあるからな)」


「一発(だけ)は」とか思っちゃってますよこの子。


森盛「(よーし頑張るぞー)」


キャッチャーの森盛はマイペースに意気込んでいる(?)。


ビュウッ!!


芽舘「(大神さんにしては甘い球!!)」


カキイイインッ!!


塩山「と〜ぅ!!」


バシッ!!


アウト!!


芽舘「…(゚Д゚)…」


大神「芽舘早くベンチに帰ってくれ(切実)」


終わるの早ッ( ̄ー ̄;)


白石「(うわぁ、塩山ストレートに来たあの打球を落とさずに捕れるかー。真正面に来たとは言え、結構早かったから俺だったら落としてただろうなー…ああいうのを捕れるようにならないとなー)」


先程の六樹壱の打球を捕れなかった事を思い出しながら、ベンチで試合を見る白石。



『9番…ピッチャー…西野』



西野「(芽舘は出れなかったか…ま、まあいいや。俺が出れば良いよな!)」


大神「(西野は…投手能力だけでなく、野手能力も結構良い…正直転校された学校が可哀想なレベルだな。何か深い事情でもあるのか?)」


※ 残念ながら特に無い。


西野「ふぅー…(集中…!!)」


大神「………!!
(良い目をしている…バッティングに特化した六樹壱に似ている……西野は野球全てに特化しているのか?)」


ビュウッ!!


ズバーンッ!!


ストライク!


森盛「(西野くん、1球目は見てきたね…)」


西野「(球速は140台後半…普通に『超高校生級』…でも、俺だって負けない…!!)」


ビュウッ!!


ググググ…!


ズバーン!


ストライク!


西野「(高速スライダー!もう決めに来るか…?)」


大神「(終わりだ…!!)」


ビュウッ!!


ググググ…!


西野「(この回転は…フォーク!!)」


カキイイインッ!!


大神「…!?」


塩山「ほりゃ〜!!」


バシッ!!


アウト!!


西野「と……飛び付きキャッチされた……(゚Д゚)」


大神「塩山ナイスセカンド…!
(芽舘と同じ顔してるな…)」



『1番…ショート…時和』



大神「(1年生に僕の球を打たれてたまるか…!)」


時和「(大神…先輩…!)」







ズバーンッ!!


ストライク!


バッターアウト!!


実際時和を三球三振に終わらせる大神。さすがに皆からこっそり"超高校生級"と評されてるだけである。


時和「…………」


松原「残念だったな」


藤原「ああ。…大神先輩は2年生の先輩方の中でもかなりレベル高いみたいだな」


三振してしまった時和に声をかける(出てない)奴ら。


時和「…かなりってもんじゃねェ」


大野「は?」


時和「…普通に甲子園レベルだ。…俺の中ではな」


大野「!」
藤原「!」
松原「!」
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