everyoneY
□第153章
2ページ/8ページ
『7回表…Bチームの攻撃…
8番…キャッチャー…芽舘』
芽舘「行きます!!(゚∀゚)」
西野「さ、叫ぶ必要全然無いよ?芽舘」
叫びながらバッターボックスに向かう芽舘にツッコミを入れる9番西野。
大神「(芽舘か……一発はあるからな)」
「一発(だけ)は」とか思っちゃってますよこの子。
森盛「(よーし頑張るぞー)」
キャッチャーの森盛はマイペースに意気込んでいる(?)。
ビュウッ!!
芽舘「(大神さんにしては甘い球!!)」
カキイイインッ!!
塩山「と〜ぅ!!」
バシッ!!
アウト!!
芽舘「…(゚Д゚)…」
大神「芽舘早くベンチに帰ってくれ(切実)」
終わるの早ッ( ̄ー ̄;)
白石「(うわぁ、塩山ストレートに来たあの打球を落とさずに捕れるかー。真正面に来たとは言え、結構早かったから俺だったら落としてただろうなー…ああいうのを捕れるようにならないとなー)」
先程の六樹壱の打球を捕れなかった事を思い出しながら、ベンチで試合を見る白石。
『9番…ピッチャー…西野』
西野「(芽舘は出れなかったか…ま、まあいいや。俺が出れば良いよな!)」
大神「(西野は…投手能力だけでなく、野手能力も結構良い…正直転校された学校が可哀想なレベルだな。何か深い事情でもあるのか?)」
※ 残念ながら特に無い。
西野「ふぅー…(集中…!!)」
大神「………!!
(良い目をしている…バッティングに特化した六樹壱に似ている……西野は野球全てに特化しているのか?)」
ビュウッ!!
ズバーンッ!!
ストライク!
森盛「(西野くん、1球目は見てきたね…)」
西野「(球速は140台後半…普通に『超高校生級』…でも、俺だって負けない…!!)」
ビュウッ!!
ググググ…!
ズバーン!
ストライク!
西野「(高速スライダー!もう決めに来るか…?)」
大神「(終わりだ…!!)」
ビュウッ!!
ググググ…!
西野「(この回転は…フォーク!!)」
カキイイインッ!!
大神「…!?」
塩山「ほりゃ〜!!」
バシッ!!
アウト!!
西野「と……飛び付きキャッチされた……(゚Д゚)」
大神「塩山ナイスセカンド…!
(芽舘と同じ顔してるな…)」
『1番…ショート…時和』
大神「(1年生に僕の球を打たれてたまるか…!)」
時和「(大神…先輩…!)」
ズバーンッ!!
ストライク!
バッターアウト!!
実際時和を三球三振に終わらせる大神。さすがに皆からこっそり"超高校生級"と評されてるだけである。
時和「…………」
松原「残念だったな」
藤原「ああ。…大神先輩は2年生の先輩方の中でもかなりレベル高いみたいだな」
三振してしまった時和に声をかける(出てない)奴ら。
時和「…かなりってもんじゃねェ」
大野「は?」
時和「…普通に甲子園レベルだ。…俺の中ではな」
大野「!」
藤原「!」
松原「!」