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□第155章
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湯田「(終わりでやんす!!)」
ビュウッ!
「!?」
ズバーン!
ストライク!
バッターアウト!!
ゲームセット!!
新垣「(1回戦平面高校…勝利
2回戦栽培高校…勝利
3回戦はタクシー高校…か)」
西野「おぉぉ、2回戦も勝った勝った」
九条「…2回戦レベルじゃなくて良かったな」
台場「シャレにならないからな!」
大神「(何を言っているんだか)」
予定調和かのように秋季大会の1回戦と2回戦を勝ち進んでいくchallenge高校。
新垣「(タクシー高校意外と侮れないんですよね〜…足速い子やバッティングに優れてる子が3〜4人はいただろうし…)」
陸田「3回戦は出番あるかな?」
落徒「さあー、疲れ的にもダメな子はいるんじゃねー?」
1回戦、平面高校戦ではこの2人が出場。
羅木「落徒くんがそういう事を言ってもあまり…」
四引「だよなー」
湯田「そうでやんすね!」
2回戦、栽培高校戦ではこの3人が出場した。
新垣「(大人数で、それぞれ補い合ってるから…言い方悪いけど代わりはいっぱいいるようなものなんですよね。投手に関しては、対策立て辛いのがこの代の強い武器ですね。だからこそ、極亜久高校戦では子川くんの対策が立てられまくったとしか言いようがないくらい打たれましたから不思議ですよね……まあそんな過去の話は良いか……)
…………あ」
試合が終わってからふと呟いた新垣先生。だがそれは翌日の学校にまで持ち越されるのだが…。
新垣「───文化祭でやる事を決めなきゃならないのですが」
9月が終わり、10月に入っているのだが…そろそろchallenge高校の文化祭が始まる。
「そういやそんなものもあったな」みたいな。
有田「つーかめんどくせーよな。何をどう盛り上がれってんだ」
石中「まあ何というか…今は大会中なのもあるからイマイチ乗れないよな。学校行事とはいえ時期が悪い」
輝「ちょっと揺らぎますよね。今野球に一生懸命なだけあって…ボク達、学生生活を犠牲にする覚悟で臨んでいるわけですし」
柿崎「(そ、そこまでの覚悟で秋期大会臨んでるか?)
ま、まあまあ。学校で設けられた時間は集中してやれば良いじゃんかー」
本気なのか冗談なのか何とも判断しにくい( ̄ー ̄;)
とはいえ、皆そこまで乗り気では無いようである。まあ秋季大会の途中で、今年度の秋季大会のくじ運は良く、このまま一気に駆け上りたいのもあるからか。
暦石「嫌だよー!!高校2年生の文化祭は今年だけなんだから頑張ろうよー!!!」
…だが、1人文化祭を楽しみにしていた者がいた。暦石優麻だ。
陸田「優麻〜。もうこういうのにはホント燃えるタイプだよなー」
暦石「何言ってんの!りっくんだって燃えるタイプじゃんか!」
陸田「は?」
落徒「りっくんは学校行事は真面目にやる子な!」
四帆「りっくん真面目真面目ー」
四引「ひゅ〜ひゅ〜」
木附「真面目ちゃんだ〜」
陸田「何この突然の流れ!?」
落徒による陸田いじり(ぇ