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□第218章
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123456789計
チャレ高11000 2
花丸 20010 3
実況『夏の全国高等学校野球選手権大会準決勝challenge高校VS花丸高校、現在2対3で花丸高校リードで6回に突入しています』
周「…………」
ビュウ!
ズバーン!
投球練習中の花丸高校2番手ピッチャーの周迅。
塩山「2番手は左利きのサイドスローの人か〜」
ベンチからその様子を見るchallenge高校一同。
阿形「打ってみたいなぁ」
本田「(何でそんな自信満々なんだ?)」
有田「(阿形じゃ無理だろ)」
↑ 失礼
中野「…軟投派じゃねェし、そう簡単には打てんだろうがな」
福田「速球派とも言い辛いけどね」
中野「…まあでも左利きのサイドスローで140km/h近くの球速なんだから軟投派とは言えんだろ」
輝「あ!そういえば中野さん達は軟投派のサイドスローは得意な相手なんでしたっけ!」
中野「…まあ皆よりは見慣れてるってところだな」
塩山「打撃レベルは皆違うからね〜!」
輝「はぁ…そういうものなんですか」
本田「(何言ってもこう返しそうなんだけど)」
有田「(さすが輝)」
↑ だから失礼
『6回表…challenge高校の攻撃…4番…ファースト…諸星君』
諸星「(左利きのサイドスローが相手かぁ)」
とまあ、とりあえずバッターボックスには諸星が入っている。
周「(相手いきなり4番からかー…まっいっか)」
ビュウ!
ズバーン!
ストライク!
諸星「(おおっ?)」
初球は内角高めのストレート。諸星はこれをじっくり見るわけだが…。
諸星「(球速自体はさっきの古河?って奴と変わらんらしいけど…サイドスローな分出所が分かり辛いし、タイミング取り辛いなぁ…)」
ビュウ!
ズバーン!
ストライク!
諸星「(うぎゃ、追い込まれたか!)」
周「(見てくるんなら甘い球なんて投げずにさっさと決めるぞー)」
諸星「(さっさと決めにくるってわけか!いいぜ!)」
ビュウ!
諸星「(…ってまたストレートか!)」
ズバーン!
ストライク!
バッターアウト!!
諸星「(ん〜!)」
実況『空振り三振!!バットが空を斬ります!!』
諸星「(くっそぉ〜振り遅れたか?また三振しちまった)」
『5番…サード…台場君』
台場「(ワンアウトランナー無しかー。まあなかなか嫌らしい相手が来たか)」
周「(4番は三振に仕留めたが次は5番…)」
ビュウ!
ズバーン!
ストライク!
台場「(初球ストレート。外低めね…サイドスローでもコントロール良いよなぁ。…まあでも、今の所速球で攻めてきてるから、速球に絞るか!)」
ビュウ!
台場「(来た!!)」
カキイイインッ!!
台場「(いっけぇ!!)」
齏乘「(うぉ!?)」
バシッ!!
台場「(なぁ!?)」
アウト!!
台場「(はあ!?)」
サード強襲の打球だったが、花丸高校サード齏乘は上手くキャッチする。
齏乘「(あっぶな…まあ手出しといて良かった良かった)」
台場「(マジかよ〜…)」
周「ナイスサードー!!」
本人的には、偶然っぽいが………( ̄― ̄;)
『6番…セカンド…有田君』
有田「(…ツーアウトランナー無しかよ。でも、さっきの打席では出れんかったし…よし)」
周「(こっから下位打線かー…)」
ビュウ!
ズバーン!
ストライク!
有田「(初球は外角高めの…またストレートか)」
周「(まずはワンストライク…)」
ビュウ!
ズバーン!
ボール!
有田「(2球目は外してきたが…これは意図的かそれともコントロールミスか?)」
周「(カウントは1―1。登板してからストレートで攻めまくってるし、そろそろ向こうさんも読んで打ってきそうな頃合いだよなー)」
ビュウ!
ズバーン!
ストライク!
周「(よし、追い込んだ!)」
有田「(3球ストレート…ツーストライクだし、変化球を持っているならそろそろか…)」
周「(まずは…)」
ビュウ!
ググ…!
有田「(来た…カーブか…!?)」
カキイイインッ!!
ファールボール!
周「(今のは完全に合わせてきてたなー。なら次は…)」
ビュウ!
ググ…!
有田「(また変化球…!)」
ズバーン!
ストライク!
バッターアウト!!
チェンジ!!
実況『空振り三振です!登板して早くも2つ目の三振を奪いました花丸高校周!』
有田「(ちっ…今のはフォークか。これで2球種は引きずり出したがよ…リリーフで登板してきたんだしあと1〜2つは球種ありそうだな…)」