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□カウントダウン *二人目*下
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数刻前

side キバ

俺はカンクロウと共に、執事の死体処理をやる羽目となった。
断りたいことこの上ないんだが、しかし忍たる者、死体一つ片づけられないなんて事、あっていいはずがない。
現に、カンクロウはけろりとした顔で承諾した。
格好悪い姿は見せられないと意地っ張りな性格が祟って、俺も結局承諾してしまった。
執事の死体は、何度見ても酷かった。
なるべく頭部の方に目を向けない。
それでも散り散りになった肉片はそこら中に落ちている。
こんなんじゃ駄目だと思いつつも、顔を背けたくなる気分は否めなかった。
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