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□第四話
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「風呂、ありがとな。」
千璃が風呂から出て来ると、ナルトは千璃に背を向けて外を眺めていた。

「この服ちょっとぶかぶか。ナルトの?」
千璃は脱衣場にあった服を身に着けていた。

千璃に背を向けたままナルトは軽く頷くとゆっくり千璃を振り返った。

風呂上がりの千璃は軽く頬が上気し、体つきはしなやかで、やはり女なんだと知る。

「…女はすぐ怖がるから…」

小さく溜め息とともに呟いた。

「ん?なんだって?」
上手く聞き取れなかったのか、千璃が聞き返す。

「いや。髪おろすと長いんだなって。
腰に届くんじゃないか?」

ナルトは何でもない風に装った。

「んーまぁ腰下くらいか?」

夏はうざったいけどなー と笑う千璃。

「確かにうざそうだな…」
ふっとナルトが微笑んだ時、外でミミズクだかフクロウだかが鳴いた。
「もうすぐ日が昇る。朝まで少しでも寝るか。」

「ん。そうだな!」





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