小説。

□俳句作るのってなかなかムズイよね。
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「仕方ないですね・・・
昔の俳句がお気に召さないのなら、最近の物で・・・」

さらさらと紙にペンを走らせると、
何やら怪しげな眼差しで俺を見つめながら囁くように詠む。


「綱吉の、ナニをナニして、ナニしたい・・・クハッ!
今度は文字数も完璧です!!」

「それ単なるお前の願望だろーッ!!!」


ナニナニって連発して、いかがわしいにも程がある。

そうやって頭を抱えて蹲っていると、骸は腰に手を当てて、困りましたねぇと俺を見下す。



「なんだその手のかかる子供を持った親の顔は。
・・・殴っていい?」

「いたっ、熱っ、いたたたた」


言いながらも、すでに俺の拳は炎を灯して骸の頬をぐりぐりと押していた。

これに懲りて、部屋から出て行ってくれないかなーとちょっと期待したんだけど。

立ち去るどころか、うっとりと目を閉じた骸は、嬉しそうに笑いはじめた。


「綱吉の、お仕置きくらって、愛を知り・・・あぁ拳の感触がたまりません・・・!
もっと、もっと強く!!」

「ぎゃぁあぁああーーーッ!!!
変態モードに入るなッ!!!
てか俺を俳句にするなッ!!!」
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