故郷想いて、

□2・初対面
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「お父さんお母さん、おはよう!!今日もいい天気だよ。今日明日と連休中なんだぁ」





チーーン…




「・・・お花の水、変えて来るね」



ザァァ…

父と母が死んで月日は経つ
不安も哀しみも全ては消えないけど、多少は癒えた
それは時間が解決してくれるだろう
哀しんでばかりいられない!!いくら両親がこの家と(立派な一軒家)私の将来の為にと母親がコツコツ溜め込んでたお金があるからと甘えてばかりはいられない。ちゃんと仕事して、(一応働いてる)幸せに生きて行く事が両親への親孝行だよね!!うん!!今日も頑張ろう、でも休みだ。


両親の仏壇へのお花の水を変えて「買い物にでもいこうかなー」と思っていたら上の部屋からドンっと物凄い音がした。

「・・!びっくりした。なんか倒れた?」

上の階は私の部屋と使って無い部屋、父が使ってた書斎的なものだ。倒れる物なんて置いたっけ??っと不思議に思いつつ二階へ上がる。











私の部屋は、と…
何とも無い。じゃあ書斎?と思いドアを開けるが此方も至っていつも通りだ。
残るは後一つ、今は使って無い部屋だけだ。嫌だなぁ何かいたらどうしようほらお化け的なモノがいたらうぅっ…と自分に大丈夫大丈夫!と元気つかせお化けなんて無いさ!と心の中で唱えながらドアを開けた。













バタン…(閉めた)












ええぇぇえっ(汗
何かいたよ!!いました!!お化け的なモノじゃ無かったけど何かいた!!
何あれナニアレ!?何か人だったよ凄くいやかなり大柄な人が私の家に倒れてたよ生きてるのかなもう一回開けて確かめた方が良いのかな








ヨシッ!(意を決し)



そーーっとね…


ヵ...チャ

5センチほどドアを開き中で倒れている男を観察する。かなりの大柄な男性だ。顔は良く見えないけど、髪の色銀!!銀髪だよ!!
ししし死んで無いよね…生きてるよね!?


意を決し(2回目)男に近づいて見る事にした私。
膝を屈んでそっと男の肩に触れるその時、がっと私の右手を掴む…手。
1秒もかからないスピードで捕まった自分の手、、を掴む手の主を見るとギロリと目が合った。














「あ…あの...


どちら様でしょうか…?」








 

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