戦国話

□3.Iam…
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あれから2時間は経ったかな。
ここは天下人となった豊臣秀吉が治めている国だと説明を受けた。(大体1590年くらいだっけ?)
私はあの林の中で倒れていたところを秀吉様の正室、おねね様に助けられ此処、大阪城へと運ばれた。


…と、先程三成さんから言われた。(石田三成ってこんなに美形だったんだ!っと歴史に疎い私は、心の中でそう思った。)


今、戦は無く逆に、政に懸念しているらしい





「さて、本題に入る」

あれこれ悩んでいると目の前に向き合って座っている三成さんが問いてきた。


「貴様は、何者だ?」

『…!』


突き刺さるような眼差し

この視線からは逃げられないと思った。そして嘘は、この人には通用しないとも思った。




『…』


どどどうしよう!

トリップしてきちゃいました☆


何て絶っっ対信じてくれない!寧ろ「こいつは頭がおかしいのか」って思われて→怪しい→牢屋→死刑…?だろうし…!

言わなくても、曲者→怪しい→牢屋→死刑……!!




「…」



夏でもないのに汗が身体中から流れる。



「……」


『…?』


「…」



そう言えばこの人、さっきから何も喋らないな

普通だったら
「早く申さぬか!」ってなって刀とか出されちゃうシーンじゃない?


「…」


ま、まさか…
私の頭の中…って言うか、整理がつくまで待っていて、くれてるの?


「……」


この人には本当に嘘誤魔化しが聴かないし、信じてくれなくてもいい、正直に話そうと思った。



『私は…』



ゴクリっ



『この時代より約420年後の未来から来ました』


 







       Iam…




私、どうなっちゃうんだろう…
恐怖、不安、絶望、負の感情が一気に押し寄せてくる







 
 

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