お題
□名前で呼んでいい?
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週末の忙しさも終わって週初め。あの「かわいいね」事件から、暫く万事屋さん(坂田さん)がお店に来ていない。
・・べっ別に心配はしていない。常連、そう!常連さんが来なくなるって事はこちらに何か落ち度があったんだろうって事で、次からは気をつけなくちゃ!っと意気込んていたら
カラン・・
「よっ元気か?」
来たあぁぁぁあ!!本人来ちゃった!!
「あれ?忘れてる?銀さん忘れられちゃってる?名無しさんサン?」
ぼーっとしている私の傍に来て少し屈みおーいっと目の前で手をぶんぶん振られる。
はっ!!!
「い、いらっしゃいませ、さか、坂田さん」
うぅ、今絶対顔赤いっ!
「おう。大丈夫か?顔赤いぞ」
「だだだだ大丈夫ですっ、こちらへどうぞ」
何だか私だけテンパってて恥ずかしい。
気にするな!平常心!
「最近御無沙汰でしたね。」
「んあ?あぁ依頼。仕事で中々、な」
大丈夫、普通に話せてる!
「ちゃんと仕事なっさてたんですね。よかった、何かあったのかと心配しました」
「名無しさんさん、え?何仕事してるって言ったけど銀さんそんなに信用無い?それに、心配してくれてたんだ?俺が来なくて寂しかった?」
やっちまったあぁぁあ!!墓穴掘った!自分で仕掛けた地雷、自分でふんじゃったもんだ!!
「あ、いや!//」
恥ずかしい!穴があったら入りたい..
「・・なぁ名無しさんさん、名前で呼んでいい?」
そう言われはい、と頷き更に熱くなる顔でした...
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