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『いい加減にしろよお前ら。マジで。なぁ?』

「「「……」」」

『カーペットは?』

猿飛が手を挙げる

「雑巾がけしようと思って…」

『花瓶は』

「その…某が……慌てて壁にも突っ込んでしまって…」

『ソファ』

「俺…」

『テレビは…お前な』

長曾我部を見ると、うっ…と息を詰める

『風魔、私が出かける前言った事覚えてんだろ?監視しとけって言ったよな?』

「……」

『なぁ?』

「……!(コクコクコク」

声のトーンをさらに下げると、慌てて何度も頷いた

『じゃなんだコレ。あれか、監視、だから、見てただけか。あっそ。ご苦労さん』

「……」

ショボンと肩を落とす風魔に、真田が声を上げた

「なつみ殿…その言い方はあまりにも…」

ああ?と睨むと口を噤む。
下を向いた真田を無理やり上を向かせた


『花瓶、いくらだと思う?』

「えーと…『わかんねえよなぁ』

スリッパでペシペシと頬を叩いた後、一発思いっきり叩いた

「……はい…」

『カーペットもソファもテレビも、どのくらいの価値があるかわかんねえのに、なんで手ェ出した?なぁ?本っ当にお前らは優しい顔すりゃすぐつけあがりやがって…。どういうつもりだ』

 
一発ずつ順番に頬を叩いていく


「…悪かった」

長曾我部の言葉に、あン?と反応する


『兄さんよぉ、お前元の世界で何やってた?謝ってすみゃ戦争は起きねーんだよ!!』

パンッと渇いた音を立てて頬を叩く。
そのままスリッパを捨てて長曾我部に目線を合わせるように膝をついた。
そして…


ツヅク

→あとがき
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