●詩

□月とボク
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夜、目を覚ますと





真っ暗で


無音で












ただそこには
月だけが浮かんでいた。








「きれい」

ポツリ、呟いて







私の声はそのまま
暗闇の中に吸い込まれた












なんだか寂しくて





暗闇の中、









光を求めたの


























暗い部屋にたった一人

















伸ばした手を
とってくれる人もいなくて、














光を求めても、








そこにはただ、
仄かに照らす月明りだけ


.
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