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□Suzaku×Lelouch
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「うっわぁああああ!!…あ、…夢?」


飛び起きた僕の背中は汗でぐっしょり濡れていて、心臓はばくばくと忙しない音を立てていた。
吃驚した。
思い出すだけで、目の前が真っ赤になってしまう。
かっと熱を持ち始める頬を押さえ、僕は深呼吸を繰り返す。
そうして、はたと気付いた。
腰に手を当て、僕を見下ろす影に。


「おはよう、スザク」

「お、おはよう…ルルーシュ」


そこにいたのは、幼馴染でありクラスメイトでもあるルルーシュ・ランペルージその人だった。
そして、僕の見た夢の中で彼は…


「随分、楽しそうな夢を見てたんだな」


笑顔で、それはもう周囲が凍りつくほどの笑みを浮かべて、ルルーシュがそう言った。
僕の頬を、つうっと嫌な汗が滑り落ちる。


「な、何が?」

「お前、寝言を何とかした方がいいんじゃないか?」


顔は笑っているが、瞳は決して笑ってなどいない。
否、むしろこれは間違いなく怒っている。
だらだらと汗が止まらない。
言い訳らしい言い訳も見つからない。
ああ、何だろう。
射抜かれるような視線を受けて、僕の意識がゆっくりと遠のいていった。


「寝るには早すぎるだろう?スザク」


僕を現実に引き戻す声は、この上なく冷たかった…




End.

 

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