以下の質問内容について「ルール」に反していると思われる部分を選んで下さい。
ご連絡いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
Re:文章修行3
こより
[ID:pandora0401]
「隣人」
私の住むアパートは格安でお風呂もトイレもついているのだが、基本ボロい。
その為、このアパートには空室が多い。
別段幽霊が出るというわけでもなし、薄暗いということもない。
前に住んでいた自称画家の隣人は風情があるのだと言っていた。
都市化が進むこの街で、唯一時間から忘れ去られたような空間だと。
「こんにちは、今日から隣に住むことになりました」と爽やかに人の良さそうな笑みを浮かべて居るのは学生の青年。
ひょろっとした猫背でいかにもインドアだという見た目なのに手は武骨なアンバランス差がなんだかおかしくてついクスリと笑ってしまった。
「あの…なにか僕の顔に付いてます?」
「いえ、宜しくお願いしますね」
「はい」
隣人は一体どんな人なのだろうか。
隣人の観察で当分の暇つぶしにはなりそうだ。
今日の夕暮れはなんだか違ってみえた気がした。
次のお題は「暇つぶし」
戻る